更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
「牛鬼って食べたらきっと美味いと思うの…。」焼肉屋で彼女はそう呟いた。

あのぬりかべはストリートアートを語るうえで外せない物を描かれてしまった。

ゴミ屋敷のゴミに付喪神が宿り、百鬼夜行の日に居なくなった。

どんなに目茶苦茶でも、のっぺらぼうは福笑いの顔を羨ましがった。

これだけ探してもテレビのリモコンが見当たらないのは、きっと妖怪の仕業だ。

見に覚えの無い切傷は、鎌鼬の仕業なんだと思うようにしている。

体育館には河童に盗まれた尻子玉がズラリと並んでいた。

あれは墓場まで持って行く話を聞きたくて殺された田中君の幽霊だ。

国会で人魚は人類として認められたが、人面犬は駄目だった。

裕福な家には地下があり、そこの座敷牢には座敷童子がいた。

子泣き爺は足を捻挫していたが、誰も負ぶう事無く歩かせた。

とても太った垢舐めが垢擦りをしてくれるそうだ。

人魂を見た時は恐かったが、落とし物が灯りで見付かって嬉しかった。

コンタクトレンズを探すのを手伝う首なしライダーに出会った。

徘徊するジェットばばあを保護するのは大変だと彼は言った。

ジェットばばあは自分よりも遅い車に乗って仙台に向かった。

秘密主義な彼女は口裂け女になってからは言いたい放題である。

テレビではハーフタレントから妖怪タレントに移り変わろうとしていた。

飲食店で働いてる小豆洗いは、皿洗いの毎日に鬱屈していた。

天狗になっている。間違いなく天狗になっているのに、神通力が使えない。

稀有怪訝はきっと、キモ可愛いって言葉を先取りしていたんだと思う。

ガラガラのコンサートも家鳴り達のお陰で盛り上がって聴こえる。

天井舐めは青空の下、在りもしない天井に向かって舌を伸ばし続けた。

枕返しはつい最近、技を開発したらしいが寝ているので確認出来ない。

「この私を抱ける?」雪女の裸を見て、冷たさよりも乳輪がどうかで考えた。

山彦から声の返事が来ない。最近買ったスマホで返事したいらしい。

いそがしは過労させるよりも、ニートを働かせる方にシフトを変えた。

天の邪鬼に忠告される程、ヤバい奴が転校してくるらしい。

日照り神さん、お陰で潮干狩り捗りました。これは皆からのお礼の貝です。

泥田坊が田んぼの中をクロールする度、ザリガニが威嚇で両手をあげる。
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アナタが楽しげな人達を遠くから見る目は、線香花火が落ちる時と似たようなもの。
盲点に書かれたメッセージが泳いでいる。
飼い猫が「アルミホイル心臓に巻くと電波にやられない」と言う。
僕の零した海で絵を描く君の人差し指。
雫の形をした石は、全て涙の化石と言ったのは誰?
焦げた食パンの模様は世界地図に見えて、気付くと私は出世番号を呼ばれるのを待っている。
何か速いもののせいにしたら、置いてき堀にされたって怖くは無いよ。
転がる様な宇宙の回転。ベッドに寝転んでじっと目を閉じれば解るさ。
ブルーヘブン・レッドヘル、この世は何色で呼べばいい!?
背中の髑髏の入れ墨は暴力を振るう時にまるで笑ってる様に見える。
波の暗号を君は解読したか?「魚は賢い、早く帰って来い。」だとさ。
繁殖する命の声は、静止する事無き生死の歌。
柔らかな雲の国では日差しに焼かれ、多くの民が焼け死んでるのを地上の私達は知らない。
裸の太陽、震えている。着せてあげたいけど、見上げる事しか出来ず。
噴き出す血液が花火の様な刹那を魅せた時、僕は芸術家になろうと思ったんです。
パズルのピースを揃えるような感覚で、僕は一人の人間を作ってみたかったんだ。
今日は、海が静かだ。私はHOPEを灰にして花束を海に投げ捨てた。
スクランブル・レインボーにトリップ。空気も筋肉も体液も心も揺れに溶けて逝く。
化石になった視神経で何を見て何を感じても時代遅れ。
幾つもの、星がぶつかり大きな光に空は埋もれて行く。
人は三十五歳になるまでにそれ以降にかかわる出来事を、全て経験してきているのである。
この世は長い刹那、その中で私達は生きている。
涙が宝石なら、この世は潤うのか?
絶えた歌が一輪ありました。茎を捨てられ飾られた幼い花でした。
誰に向けられてるわけでも無い赤や黄色、白いネオンがまるで槍よりも鋭くなって私に向かってくるようだった。
空を見上げるのは何時だって太陽の無い時だった。
あんな眩しいのがずっとあったなら、空なんて檻みたいに思ってただろう。
合わせ鏡の三枚向こうの私は背を向けていて冷たそうだった。
これまでに流れた涙を分離すると嬉し泣きはこれっぽっちしかなかったよ。
半狂乱のバレリーナ、歪な心身とどうにもならないこの世の舞台で踊る。
外が眩し過ぎて、灯りの無い店内から景色を見ると何も見えない。
ハミングバードの羽ばたきが聴こえるよ。蜜が溢れた今日は苦い物を口にしとこう。
気の触れたビーチで破けた浮き輪と赤血球、白い砂浜を甘いピーチ色に固めてく。
オシャレな夜も鍵盤叩いた様なスリルに急降下しちゃえば良いんだ。
ガラス細工が全て弾け飛んだみたいに眩しい夜空を旅人は漕いでいるらしい。
モザイクに浸かろう、超現実なこの世を見るには早い。
赤子の声を盗んで、纏めて放送局で流せばきっとミルクに塗れた朝が来る。
星屑の積もる海岸から小舟の人を望遠鏡で覗き込んだ。
君の居ない寝床に花の香を付けて今日、このサイレンが止むまで語るよ。
玉乗り曲芸師、次は満月を転がすのかな?行先は銀河、完成された円周率の世界。
ラジオのFMサーファー、あなたに届けたいものを虹色の波に乗っけてやって来るんだとさ。
辿り着く過程で宇宙服も筋肉も全てが脱ぎ捨てられて、裸よりも裸なソウルレインボーへと変貌を遂げる。
摩擦を減らして滑べりながら絡み付く。動物的なお前の声と、締め付ける柔らかい宇宙。
だから疲れるまで踊り明かそう、これら全ての現象はお前の為に起こるんだ。
俺はただロックに生きたいから、これら全ての現象をお前の為に起こすんだ。
十階は夢想だった。夢十夜ニ夢中だった。夢足す夜和夢中だった。
古い影が躍る。ガラス細工の発光する海辺で、万華鏡の様な空模様 最上階は天国逝きの摩天楼。
褒める人はきっと、気の触れた前衛芸術家とか砂嵐のテレビを好んで見る人とかだろう。
この世は生と円に支配されているので、逃げられないそうだ。
子供だった龍が、川釣りをしていると帰って来た。当時は緑だった鱗も、大人になると青になるらしい。
洗浄されるこの世は縦に回されて回転が止まったその日、真夜中の空模様は汚れが落ちた白夜だった。
揺れる宇宙の水。合図で酷道を下る。呼吸を始める君を見下ろす八つの太陽。
世界中からアイラブユーを集めて、寂しがり屋のこの惑星にぶつけてやれば上機嫌に回り出すかも知れないぜ。
鏡の国の割れた人達の笑顔、取り戻す為のスペクタクル。
お菓子だらけのワンダーランド路地裏でビターを売る闇商人に出会った。
渡り鳥の群れが撒いた手紙、宛先は風が運んだ人へ。
世界を濡らすのは感動よりも血液で、何処かで誰かがまた流す理由を作っている。
ミラーボールムーンディスコ、点滅する地上で誰もが予定を忘れた。
足音で君が来たと分かるのは、それだけ一緒に居たって証拠さ。
心の深海に潜って見付けたんじゃない、干上がり残っていた僕の感性。
生まれ落ちて来たままの心で居られたなら僕等、透明みたいに何にでもなれた。
重く澱んだ下流だって、今じゃどっかで爆発して魚を月まで飛ばしている。
出鱈目に描かれているかに見えたら巣は見知らぬ惑星の世界地図で、文明のビートが流れ出す。
夜光を盗むのが止められない私の手は、いつの間にか私の物でなく、夜そのものになってしまっていた。
足元には歴史が敷かれていて、行き交う足音で文化が鳴らされている。
混ざりきっていないカクテルを口の中で転がしてはみたけれど、悪酔いをして熱くなった体温を抜いていた。
この世は美しくて綺麗だとしても、ディストピア、ディストピアだ。
笑顔や希望や夢に溢れていても、ディストピア、ディストピアだ。
此処は君の居る光の街、僕は君を捜し飛び回る渡鳥。
有りもしないビートに乗せて語るのは、もういい加減疲れてしまったよ。
「ねぇ、お姉さん知ってる?人生はクイズで目に見えるものは全てヒントって話。」
サイケデリックは塗ったくれた感情の群れで、それの何処かを傷付けると症候群となって現れる。
悪い花を国家は情報として咲かせている。溺れる幻想都市で快楽の海に飲まれていく。
お前の身体を張り巡るエレクトリック・ギャラクシーを加速させる機械。感覚の全てを置き去りにする。
きっと見上げた輝きはドレスの様に美しく見えるだろうね。
或いは調和の宇宙へと導かれる。でもあくまでもお前はカオスであろうとぶっ飛んでいるだろう。
嗚呼、私のベイビー初めまして、会いたかったよ。何度目かの生ける地獄にようこそ。
昔の事なんて忘れて、また性と死から生を感じる舞台に生まれ落ちて来たんだね。
モナリザの涙が零れたら、それは超速へ向かって繰り返し加速して行く。
花を眺め死を想う。地の悲鳴が聞こえ、欲張りな津波が大陸を飲み込んだ時もメメント・モリの大合唱だった。
赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象。
宇宙は長い夢を見ている。今夜絶頂を迎え、流星群を吐き出す。
ダダっぽく広がる未来派超現実は挑発的でアヴァンギャルドで前衛的、また実験的でシュールなダンスをしよう。
形而上の名前の無い物に溢れ返る。あれは流星、或いはアナーキー。
海の側、快速で未来を通る物語。それは新世界へ向かって走る自由な愛の葬列であった。
出来事÷感情=割り切れない
男女×愛=家庭を持つ
未来-現在=寿命
鏡+他人=外面の自分
人生-階段=転落
絶望的+祈り=奇跡
記憶×睡眠=夢
お酒÷水=深酒
年齢-応用=利かない
緊張感÷リラックス=高揚感
言葉+響き=韻字
虹×雲の上=ファンタジー
常識×カオス=アナーキー
スカイハイ-深海=地上
心+変化=恋
卵÷フライパン=料理

「この様に、この世は言葉の数式で出来ているのです。組み合わせと答えは無限大。ここにあげたのだってほんの一例ですから、皆さんも何か見付けてみて下さいね。」…そんな言ってたのに、先生は何処かへ居なくなってしまった。見付けて来たって先生が居なきゃ、意味がないじゃない。先生、これも答えと言われればそうなのかも知れないけれど。色んな物が組合わさって「言葉に出来ない何か」が私に出来ました。先生に会えればその答えがハッキリとしそうな気がするんだけどな。

でも、もうどうでも良くなって来た。言葉に出来る出来ないとか。先生の事も、この世が言葉の数式で成り立っているとか。そんなの優先的に考えてる程、私は暇ではなくなってしまったの。なにもしない休日は在るけれど、違う事を考えてる方が楽しいし、考えない方が充実しているのだから。先生の教えてくれた事は確かに素敵だったけれど、鮮度は保てないみたい。言葉の数式で成り立っているから何なんだろう。別に人生がそこで一変したり、物事を考える基準にもならなかった。今となれば、先生がずっと居たとしてもそうだったと思う。教えられ無くても、最初から会わなくても私は現在に行き着いていると思う。

ってな感じでコーヒーを飲んだ後に歯磨きをして、歯医者まで歩いて向かうまでの間、在りもしない過去の出来事に思いを馳せていた。我ながら詰まらない事を考えてる。どうせならもっと贅沢なストーリーを展開したいのだけれども、私にはそこまでの想像力は無い。こんなにも現実や空想の舞台に触れているってのに。なんとも虚しき呟きポエマー。
街が本格的に動き出す頃に僕は帰り、昨日の夕食だった物を冷蔵庫から取り出して食べる。それからシャワーを浴びながら歯磨きをして、録画していたアニメを未だにキャラの名前を覚えられないまま見て眠る。選挙カーや電話、電車の音に起こされるのは嫌だから耳栓をしながら眠る。そんなんだから僕の目覚まし時計は音が大きい。日光は浴びていた方が良いって言うのは健康番組で聞いていたから、カーテンは開けたままにしている。最初からこうしてしまえば陽射しが邪魔になる事は無いんだ。夕方頃に起きると家族が居て、これから美味しい夕飯が出来るのを待っている。たまには僕も出来立てを食べてみたいな。でもそんな時間は無いから、車を走らせ近くのコンビニでパンとコーヒーを買い、口にしながら出勤して、皆がバラエティーやドラマを見てる頃、これから眠る頃にせっせと動いてる。これが僕の生活。

街は不眠不休で動いている。歯車だネジだと機械的な表現をする人もいるけれど、私個人としては動物的であり、国と言う生き物が一匹。肌は木々や建築物で覆われており、都道府県ってな身体を持っている。中身を除くと市町村なんてパーツに細かく別れている。政府だとか医療だとかビジネスとか様々な臓器が詰め込まれていて、血管や神経、リンパ管の様に張り巡らされた道路を細胞の様な、ウィルスの様な、細菌の様な私達が駆け巡っている。大抵こんな事を考えている時は、人手が足りない事が影響出ている時である。忙しい中で身体も思考も支配されそうな時、営業終了間際に来て長居する様な患者を相手している時、昼休みなのにしつこく出ろとなっている時、嫌だなって気持ちを逃がす為にこんな事が沢山浮かんでるんだ。私の職業は医療関係、困ってる人が段々と勝手に見えてあんまり尽くせません。心の中での副業は詩人。これが私の生活。

お昼過ぎに目を覚ます。ゴロゴロとしている間にも時間は過ぎていて、お腹が空いたから冷蔵庫をの中を漁りに一階に降りて、テレビを付けると上手く行かない泥沼の人間ドラマがフィクションとして垂れ流されていた。昼ドラこそバラエティーなんかよりも不健康で不謹慎だから自粛するべきなのに、他人の不幸は美味しいからなのか、一向に消えやしない。また部屋に籠り、近所の学生の明るい声が聞こえてくる時間にはテレビの音量を高くして逃げるようにゲームにのめり込む。飽きたらまたゴロゴロしながら眠る。夜の始りは一階で家族が美味しい晩御飯を食べてるのを、邪魔しないように音を殺してやり過ごす。家族が寝静まった頃に、また降りて晩御飯を食べる。そして直ぐに部屋に籠り、ノリの良い深夜番組を見ていると思う。変化の無い平和で鬱屈した毎日。社会的に取り残されてコンプレックスの塊になった俺。だけど、時間はどんなに忙しくても、退屈していても先へ連れて行こうとする。置き去りにしてくれたって良いのに。これが俺の生活。

朝起きるとそこには、また未来からやって来た私の友達がいた。シュレディンシステムの暴走を止めさせるだとか、三千世界を統一しようとする悪の組織の壊滅に協力して欲しいとか、プログラム人格へのワクチンコードとして君が必要だとか、此処である装置のプロトタイプを回収したいとか、昔の人が考えた恥ずかしい未来人の格好をして真面目に語り出す。私は彼が切っ掛けで、私の住んでいる世界の彼に嫌気が差して連絡を取る事は少なくなった。何だか厄介事に巻き込まれそうな気がしたから。この前なんかグラマ遺伝子だかを取り入れた合成人間が、新人類を主張して旧人類を抹殺するのを阻止したばかりなのだ。宇宙のどうしよもない奴等が集まる惑星1つを監獄にしたバルガドラスから凶悪犯が脱走した時も私が捕まえに行った。向こうの警察がやれよって思う。何でこんなにも私の元にやって来るんだ。何でこんなにも私は重要人物なんだろう。こんな話、誰かに相談も出来ない。頭が可笑しいと言われるだけでもう嫌だ。これが私の生活。
彼はベジタリアンだった。前は肉を沢山食べていたけれど、年齢を重ねるに連れて健康を気にするになり、自然とベジタリアンになったそうだ。だからなのか、決して「生きてる物を殺すなんて可哀想」とか言ってきたりはしなかった。彼は牛、鶏、魚は人付き合いがなければ口にする事は無かった。彼はその世界で言う所のセミ・ベジタリアンだった。「俺の食生活は少数だから、多くの人が肉を口にする場で我を突き通したり、押し付けるのは良くない。それに自分にとってもルールガチガチだと息苦しいもんね。」なんてよく言ってたな。彼の体つきは細くもムキムキな感じでもなく、まるで水泳や体操選手の様な綺麗な感じだった。野菜中心の食生活をしているからそうなったのだろうな。でも、そんな彼と一緒にランチをする事はもう無い。何故なら彼は皿の上に料理として置かれているのだから。彼は自分の食生活を少数と言っていたけど、他の人より食べる物の種類が多い人間が居て、そっちの方が更に少ないのを彼は知らなかったようだ。私は菜食で育った肉を食べる人間なのだ。気付いていれば食べられずに済んだのに、運が無かったようだね。

彼はミニマリストって人間だった。元々は片付けられない性格をしており、部屋の中は足場の無い状態になっていたようである。それを両親が怒って部屋の物を全部捨てられた時、酷く悲しんでこう思ったそうだ。物を持っているからこんなに辛いんだ。そこから彼は必要最低限の物しか持たなくなった。「余計な物無い事で空間が広がって気持ち良い。それに、物に愛着なんて湧いちゃうと無くした時に悲しい気持ちで一杯になるからね。」そんな事を言いながら彼は車を走らせ、その日の夜に自転車の籠にギュっと寝袋を押し込んで帰って来た。「これでまた過ごしやすくなる」と喜んでいるけど、私には物がない部屋の独特の緊張感と圧迫感があって、息苦しい感じがしていた。それに彼は物を持つのが恐いのと同時に、両親に復讐をしているのだと感じられた。彼は此処にこうしているけれど、フラッと居なくなってしまいそうで私は恐かった。だから本当の彼で居られる様に、私は彼を抱き締めてズブズブと身体に取り込む。私はカオスであり、アカシックレコードであり、除夜で追い出された煩悩の流れ着く場所である。彼は私の中でマキシマムな世界を生きて欲しいと想う。

彼はショートスリーパーだった。眠らなくても良い体質なんだそうだ。私はずっと彼と一緒に居るけれど、寝顔を一度も見た事が無い。今から寝てくれってのは無理なお願いだから、眠くなるまで起きていようと考えたけど、その前に私が眠ってしまうから無理だった。だから私は出来る限り彼を観察する。イルカみたいに片方の脳味噌だけ眠らせているのだろうか?それとも、瞬きの度に熟睡してしまっているのか?外見からは結局分からないので馬鹿な仮説を立てていると彼は言う。「俺が眠くならないのは、お前が寝ているからだ。」私は今起きて会話してるじゃない?「お前は夢を見ているんだ。夢の中で更に眠ってどうするのさ。この状態はもう何年にもなる。稀に目覚めようとするけれど、直ぐこちら側に連れ戻されてしまう。」でも私はちゃんと眠気を感じてるよ?「さっきも言った通り、お前は既に眠って居るんだ。だから眠ろうとしてるんじゃない、起きようとしてるんだ!」彼は私の頭を鈍器で殴り付ける。ぼやける景色、遠くなる彼の声。「そのまま落ちろ。良いか?落ちていくんだ。そして目覚めるんだ!」
1分間の黙祷をしてる時に想った事…。


サイレンの音が空気を伝わり鳴り響く
すると小さな地鳴りが始まる
それは段々と大きくなって来て
皆は大慌てになる
だけどサイレンの音を聴いてみると
実は赤ん坊の鳴き声で
地鳴りは地球の胎動だった
あの時とは違うどす黒て
全てを飲み込む冷たい津波は来ず
温かく光輝く風の波が町を包み込む

どんぶらこ、どんぶらこ
桃が大量にそれに乗ってやって来る
にょきにょき、にょきにょき
竹が生えて眩しく輝き出す
ピューヒョロ、ピューヒョロ
コウノトリが袋をくわえて降りて来る
オギャア、オギャア
キャベツ畑が何だか騒がしい
町中が産声で溢れてる

あの日の皆は一回り幼くなって帰って来た
お帰りなさい、ずっと会いたかったです


汚された故郷から
思い出を捨てて
命からがら知らない街へ
受け入れてくれる人ばかりじゃなくて
あの子と遊んだら念入りに消毒する親
奴隷でも扱うかの様な子供達
生きたい、生きなきゃって心を
また死にたいに変えてしまう
津波よりも冷たく
放射能よりも人を汚す
人の心を殺してしまう人達

経験した事無い人達にはやっぱり
テレビで生中継してもフィクション
そんな風に見えてしまうのかな?
それは仕方の無い事だけど
最近のニュースは悲しくて許せない

あなた達の人生に
同等の不幸がありますようにと私は願う
こんな私も同罪であると思いながら


町が建築物で色付いていくのを
見渡せる高い所から眺めていた
昔とは違った華やかさと美しさ
そして賑やかさに溢れている

空元気を見せる人も少くなって来て
先の見えるこれからに向かっている
あの時に失ったものが
立ち止まっちゃ行けないって
背中を押しているんだね

人通りが少なかった場所も
今じゃ大勢の人が集まる場所になった
私もその中に飛び込んではしゃいでる
だけどそんな日の夜には夢を見る
君の居ない今の町を君と歩く夢
君と生きたい場所が沢山在ったと
目覚めた時に思うの


鬼がやって来た
怒号をあげながらやって来た
あれは高鬼、高い所に登って逃げろ
金棒で高台をガンガン叩きながら
土地の奥へと突き進んでく
ぐるぐると掻き回した後
撤収しては押し寄せるを繰り返す

私達はもういいかい?鬼はまーだだよ
私達はもういいかい?鬼はまーだだよ
私達はもういいよ!もういいよ!
為す術もなく叫ぶしかなかった
静まった頃に私達は高台から降りる
見付からない人達を捜す
私達はもういいかい?返事はない
私達はもういいかい?返事はない
私達はもういいよ…もういいよ…
力なく声を出す

とても悲しい隠れんぼ
鬼になった私達は悲しく見付けたと言う


あなたとまた会えて嬉しかった
電気が付いて喜んだ
お風呂に入れて気持ち良かった
ぐっすり眠れてスッキリした
沢山のご飯を食べれて美味しかった
心配してくれる人がいて嬉しかった
また会えるねって喜んだ
皆がそう感じていた
「そうだね。つまらない事さえ思い付かない時があったりするよね。」
「ネットにも幽霊は居るよ。ログインを全くしてなくて、連絡の付かない。見えるけど此処に居ない様な人。」
「別に信仰とか無いけど、煙草吸ってる時は祈ってるのと同じ状態だと思ってる。」
「君はその瞳に宇宙を飼っていて、無限に広がるその中へ僕は吸い込まれてしまいそうだ。」
「枯れ草が雨に濡れてもかつて色を戻さない様に、私達は水分を身体に保つ事が出来なくなるのさ。」
「一度だけの人生なんだし、せっかくだから前向きに生きてみるのは如何だろうか?」
「秘密にする事なんて何もないって事を隠してどうするのさ?」
「合せ鏡に写る君の表情はどれも悲しい顔を見せているんだね。」
「何かをしたいと手を付けるけど、そんな時は何処にも正解は無いよね。」
「宇宙が銀色なら、その上の神は金色だ。」
「終電だってのに、始発の時と変わらない乗客の表情が並ぶ。」
「お前の寝癖の形から俺はループに入ってる事に気付いたんだ。」
「感情で澱んだ人混みを掻き分けていく。何処か澄んだ所は無いかと。」
「世の中、その気になれば分かる事だけで出来ているのさ。」
「私は頻発に欠伸が移るが、体調にこれと言って変化はない。」
「糞張ったお腹から頑張って踏ん張って絞り出す事と、詩人は同じことをしているのだ。」
「満腹は幸せだけど、お腹に何時までも残っているのは辛い。」
「人生に関わる大事な言葉はどれも短い。」
「僕はまたさよならを誰かに言われ、自分もまた言わなきゃならない。」
「空き巣が来て私は胸にポッカリ穴が開いて、気持ち塞いでみたけど開けないとやっぱり満たされない。」
「因果応報が豪速球で飛んできたとしても、あなたなら打ち返せる。」
「ちっぽけな勇気や夢は集めてもでかくは見えないもんよ。」
「僕は自分なのに、自分の事を分かっていないし、コントロールも出来ちゃいない。」
「夕方に多くの人は今日を振り返る。眠るまでまだ長いのに。」
「生肉は誇張した殺意。」
「揚げ足ばかり取って具体的な解決案が無い政治家の姿は、学級会議の延長にしか見えなかった。」
「スーパーの陳列物が綺麗だと、手にしにくいよね。」
「やらされてる事がある時、物書きってのは言葉が降りてくるんだとさ。」
「定食屋で炒飯が出来上がるまでには煙草を吸いきってる。」
「あの日が近付いているが、遠くもなっている。」
「俺が思うに、漠然と長いのって不安だから、日時分秒で刻むようになったんじゃないかな?」
「何もしたくないから忙しいふりをするのは大変だ。」
「言葉にしたい気持ちを作りたい。」
彷徨うとか、汚れるとか、何かを無くすとか、光だけとか、引き裂かれる夢とか
苦しくて逃げ出すとか、君を本当に愛せるとか、砂の様にとか
まるで僕たちの様だとか、聞こえないふりをしたとか、愛されたいとか
叫ぶ君の声とか、風に揺られてとか、何も恐れないとか、子宮に堕ちて行くとか
傷付け合うとか、飛べない鳥とか、繋いだ手を離さないとか、暗闇で生まれたとか
未だに此処にいるとか、君の忘れた場所だとか、光を失うとか、虚ろな日々とか
吐く息は白くとか、雨はまだ止まずとか、君は泣いたとか、余りに弱いとか
余りに脆すぎたとか、愛しているとか、ただそれだけとか、哀しいとか、寂しいとか
生きていたいとか、不眠症とか、不感症とか、手首を切ったとか、息苦しいとか
強くなれるとか、弱くなったとか、弱いままだったとか、正気を無くすとか
狂ってしまうとか、抱きしめてくれるとか、盲目になったとか、名前を呼んでとか
月明かりに照らされてとか、何もかもが透き通ってとか、この瞬間は永遠にとか
黒い瞳とか、君の町までとか、硝子の様に透明だとか、傷痕だとか
死んだような笑みだとか、許されるだとか、君を焦がすとか、この祈りとか
僕等傷付いたとか、君を見つめていたいとか、神様なんてとか、信じていたいとか
触れる度にとか、太陽が眩しいとか、太陽になれなかったとか、身体を欲しがったとか
海が見たいんだとか、変われないとか、君の言葉は嘘でとか、許された季節とか
獣になるとか、永遠と誓うとか、裸足で飛び出すとか、いつか見た海とか
傷付かぬふりとか、君に憧れてたとか、君は僕の物だとか、あの世界で暮らしたいとか
音も立てず崩れ落ちるとか、ただそう云ってとか、真っ黒な血とか
身体を重ね合うとか。いつかあの場所でとか、生まれ変われるとか、お伽噺の様だねとか
手を振っていたとか、色を失くしたとか、光の中とか、此処には居られないとか
僕には似合わないとか、君になりたいとか、消えてしまわぬ様にとか、堕ちた鳥とか
誰かの為とか、裸のままとか、天使が通るとか、空しさだけとか、静脈だとか
注射器だとか、痩せこけたとか、感じたいだけとか、愛し合う為とか、絡めた足とか
撃ち落とされた天使とか、灰になるとか、眠りたいとか、失う度にとか、溺れたいとか
もがいているとか、怖がらなくて良いとか、輝きを失うとか、全てを奪うとか
震える指とか、見失うとか、掌から零れるとか、狂いそうとか、愛し合うだけとか
生まれた意味とか、麻酔をくれとか、指でなぞるとか、全てを失くすとか
何も聞こえないとか、消えないでとか、此処に僕は居るとか、誰も知らない場所とか
遠ざかるとか、浴槽に沈むとか、待ち続けるとか、血を流すとか、青く澄んでるとか
零れ落ちるとか、拾い集めるとか、二人だけの世界とか、君を観ていたとか
生きれたらとか、微笑んだとか、聴かせてよとか、歌ってよとか、もう一度だけとか
美しいとか、罪とか、罰とか、美しいとか、腐ったとか、何も感じないとか
身体を傷つけたとか、逃げ出そうとか、死ぬとか、悲しふりとか、傷付け合うとか

こんな類いは、もう沢山だ
自分の言葉で詩ってよもう
同じ様な言葉を繰り返し吐いて
一体、それに何を思えばいいのさ
何処かで見かけたとかのばかり
エモーショナル・モッシュ・ルーム
エモーショナル・モッシュ・ループ
エモーショナル・モッシュ・ブーム
エモーショナル・マッシュ・ルーム
宇宙は長い夢を見ている。
今夜絶頂を迎え、流星群を吐き出す。
骸骨の彼女に筋肉や神経、血管と臓器を与えてあげよう。
心はそれに自然と宿るのさ。
人魚の涙は、海中では青い宝石になる。
夢路の途中、悪い商人が生産しているのを見た。
あなたはただ、誰かが独りにならない為に動き回る。
禁じられた遊びをしていた事を夜に想う。
恐竜が隕石で葬られ、その化石を燃やして
太古の香りを嗅いでいた時の事を。

ダダっぽく広がる未来派超現実は挑発的で
アヴァンギャルドで前衛的、また実験的でシュールなダンスをしよう。
宇宙サーカス、惑星の上に乗って転がす。
悪魔の顔した天使、またはその反対の表情をしたマスクをしている。
カフカの思惑に眠れないて、とても私はメランコリア。
意地っ張りな亡霊の哲学を聞いてると
サタンはサンバホイッスルを鳴らしだす。
何処にも見つからない、世界は闇に満ちている。
さぁ、ボタンを押す時間がやって来た。
形而上の名前の無い物に溢れ返る。
あれは流星、或いはアナーキー。

研究所フラスコの中、精液と太陽を混ぜ込んで生まれた人類に
嘘吐きピノキオ、木製の鼻を伸ばしながら憧れる。
悪の組織から翼を授かり、海の向こうの黄金郷を目指す。
新しい宇宙が地上に出来た。
その時、最後の箱は樹海で独りでに開く。
海の側、快速で未来を通る物語。
それは新世界へ向かって走る自由な愛の葬列であった。
男はひたすら暗闇の中を歩いていた。月明かりを浴びる女を探して。二人に面識なんてないが、お互いに会いたがって居たのだ。ある日、ポストの中に入っていた一通の手紙にはモンタージュ写真で作られた互いの顔が入っていた。純潔な二人は存在している人だと信じ、行動に移したのだ。そして二人は出会った瞬間に恋に落ち、バラ色の人生を送る事になる。暑い日は1つのグラスにクリームソーダを注ぎ、ストローを2本差して飲む。細かく淡い炭酸は心の弾け具合に似ていた。雨が降った日には一本の傘に二人で入って歩いていた。雨音がどれだけ騒がしくても、お互いの声しか耳に入らない位に夢中だった。ドキドキする思いをさせられそうになった時、男は女を愛おしく想い、女は男を逞しく想った。ある意味、二人はこの世を突き放している位の強い愛で結ばれていた。だけど白い雪が降る頃、蜘蛛が一匹やって来た「君達を巡り合せたのは僕。心の糸を勝手に結び付けて、恋人にしたのさ。真剣にお互いの事を想っていたようだけど、全ての思考や行動は僕が糸で操ってたのさ。もう君達の幸せの味には飽きちゃったから後は好きにして良いよ。バイバイ。」そう言った瞬間、プツンと何かが切れる音がして互いに顔を見合わせた時にどうしようもない絶望感が二人を襲った。女は凸凹の世界に落ちて行き兎や猫、トランプの兵隊に掻き回され。男は天使のリボルバーで額を打ち抜き、宇宙の上のヘヴンへと昇って行く。女が見上げる世界に、男が見下ろす世界に、互いの姿は見えなかった。

花を眺め、死を想う。かつて地の悲鳴が聞こえ、欲張りな津波が大陸を飲み込んだ時もメメント・モリの大合唱だった。赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、赤い現象、そんな夜は鉄の味に変わり果てた水を飲む、恐ろしい子供達が影を大きくして外を燥ぎ回る。硝子みたいに壊され出すギャラクシー。セカンドビッグバンによるこの世の再起動に向けて動き出す。爆発の時に起こる数億カンデラの輝きをなるべくこの目で見たいから、サングラスと厚めのアンブレラが必要だね。ミッミッミッ!(ピューーーーン)こんな時だってワイリーコヨーテには関係無い。勝手にロードランナーをとっ捕まえる為に、アクメ社製品を使った発明でぶっ飛んでるんだ。思考が爆発する様なメッセージも頭ん中に飛び込んで来る。ミキサーで掻き混ぜられた様な混乱の後に、深呼吸をする感じで死を想いたい。一方、親友のジョナサンはジェットコースターで宇宙を掠るくらいの高度から、塵になってしまいそうな速度で落ちて行く。そのままスズメバチの巣を次々とぶち壊し、朦朧とする意識のままモーテルの壁を突き破りベッドに着地した後、嬲られ腹上死した。まぁもう良いのさ。解けない魔法を掛けられたシンデレラの様な君に、天使のセレナーデを聴かせてあげよう。死を想いながら聴いてくれ。天国にも昇る様な気持ちになって来る頃には、僕たちも飲まれてる頃だろうから。

お前の派手なやり方には驚かされてばかりだよ。毎回何人かは興奮の余りショック死してしまう程に、狂気のデットヒートかましてる。指揮者の様に、演説化の様に、誰もお前の演出する表現に異物としての姿を保てない。独壇場を拡大して行くお前は美しい。虜になった者は皆、羽虫の様に妖しく照らす月に翅を生やして羽ばたいてく。ボレロのリズムで宴が広げられている。幻惑の中を掻き分ける様に手足を動かして踊れ。何も知らない赤ん坊が錯乱した様な声を上げながら。そして、妖精を齧る様な口付けを交わす。月の下のお前はその様子を黙って眺める時があって、夢幻に消えてしまう表情をしているが、その顔が好きだ。お前とタンゴを踊りたい。惑星ソラリスの軌道に沿いながら。
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