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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
ビキニを着た労働者達の無抵抗なマーチが開かれる
行進曲は奴隷天国、家畜扱いを表す為に皆が豚の悲鳴を上げる

2日
火星に移住とかそんな事よりも
私達が小さくなる事を選んだ方がよっぽど楽だと思うの
ミニチュアになった街で国で小さな一生を終えるの

3日
民放ラジオからは「今日から世界は平和になりました」と耳に入って来た
私が桃を食べながら過ごしている深夜の事だった
植木鉢の金魚は細かく切った桃の皮を食べている
金魚は告げられる前から平和そうだった

4日
雑誌で裁縫の特集をやっていて
私は母もろくに使わないミシンを取り出し使っている
冬までには時間がまだある
それまでには上手なの作れたら良いな

5日
昔ミスコンにも選ばれたというベテランのスチュワーデスさんは美人だ
これから巨大な私は巨大な珊瑚の上に出来た南の島に行くのだけれど
彼女は私と一緒にこの島に残らずに帰ってしまう

6日
スポーツ新聞ではうちの弟が世界一周したと大々的に載っていた
船の移動はずっとランニングマシーンを使っていたらしい
彼はこれからエステサロンに行く
足の乳酸がとんでもないらしい

7日
少し前は職権乱用している感じの警察もすっかりと真面になった
私は散歩している時に交番のお巡りさんに挨拶をしたくなる
昔はこんな気持ちは無かった
お巡りさんも気のせいか昔より顔が穏やかだ

8日
世界の女性が、光のエスカレーターに乗って太陽に導かれていく
下る者は誰も無く、土産話は誰も持って来ない
地球からどんどん居なくなってしまった
だけどミツバチが増えた、辺り一面蜂蜜塗れだ

9日
レコード針が「ありがとう」と回転しながらメッセージを発信する
忘れ去られた記念切手は、漁業の盛んな港でまだ使われていた

10日
サボテンの朝露を小瓶に集めて日光に当ててると
ミントの香りがする砂糖が出来上がる
私はこれを食パンに塗って食べるのが日課だ

11日
大地が揺れ、国が転覆しそうな天災の日
動物園のパンダ達は檻の中から一斉に居なくなった
数日後、竹藪の中でパンダは見付かった
かぐや姫を探していた

12日
財布を飼っている
こいつはお金やポイントカードばかり食べて
レシートを食べてくれない偏食に私はまいっている

13日
トンネルが開業したその日に汽車は走った
誰も居ないからと私は窓を開けて煙草を吹かす
汽笛の様な口笛を吹きながら
置き去りにされる煙を見ていた

14日
チョコのお返しに溶けないキャンディー
マシュマロデイズ、グローバル規模に縁を結ぶ
幾多の数学でも導けない答えに辿り着く

15日
オリーブオイルの川が流れる街では
滑って転ばない靴が売られている
受験生を持つ家庭ではバカ売れしている

16日
国立公園で指定された場所に人々が集められる
これから合図が鳴ったら此処は戦場になるそうだ
騒がしいサイレンが鳴り響くと同時に
レベル1、猿の襲来が始まった

17日
とある漫画週刊誌には僕達の未来が連載されていた
だけど皆どうでも良いみたいで、打ち切りの展開を迎えている
僕達死んじゃうのかな

18日
精霊が私の周りをフワフワと漂う
冷たい霧が掛かった森へと導かれて
忘れられた教会には生き場を無くした言霊が体を寄せ合っていた

19日
ミュージックが形となって飛び出して
空を高密度の音で埋め尽くす
私達は耳を塞ぎながら見上げると
天を割り大きな産声を上げる赤子が舞い降りて来た

20日
電卓を打つような足踏みをして
動物愛護のデモ行進が始まった
宇宙人とか妖怪が顔を出せる環境をと叫んでいる
こっちはそんな事をされたら怖くてたまらないのに

21日
世界の詩歌は子供達にとって催眠術の様になっていて
効果は書いた詩人ですら知らない
ランドセルの裏にヒッソリと書かれたそれは
一度読んだら後戻り出来ない

22日
誰かの混ぜ込まれた思考がテレビで放送されている
サイケデリックな景色の中で、生やしては千切れてく想像
その中で会話だけが形を崩していなかった

23日
世界の気象がおかしくなって来ているこの頃
何だか私達まで気性どうにかなってしまいそうで
温度を崩さない部屋を蛇みたいに広げて
念の為、精神安定剤なんかも服用している

24日
誰も使わなくなった結核病棟には
用済みになったマネキン達が住み着いていて
人間の真似事をしている
悪い所まで真似しなくたって良いのに

25日
感電してしまう様な恋が出来たなら
それを刺激の無い日々を生きていそうな人に分けてあげたい
電線の中を電流が駆け巡る様な
そんな恋を分けてあげたい

26日
カチューシャが似合う女の子は
隣の町に引っ越してしまった
たまたまその町に用があって出かけた時に
君は僕にとって一番じゃなくなっていた

27日
春一番がせっかく咲いた桜を散らしてしまう
どうしてこうも別れと言うのは
浸かる間もなく過ぎ去ってしまうのだろう

28日
シルクロードにアクセスした時に
笑顔の描かれたクローバーがアップされていて
それを長時間見ていると顔を剥がない限り
ニヤケタ顔が止まらなくなるらしい

29日
野生のマリモが森の中で手足を生やし
湖で泳いでいたりするのを見かけた
私は彼らを高級の苔で釣ろうとしたけど
天然物じゃないと受け入れられなかった

30日
マフィアが今日も夜を騒がしくなるのだろうな
近くのホテルでは、とあるファミリーが密造酒の味見をしている
そこに敵がやって来てたから
多分、もうじき騒がしくなる

31日
エッフェル塔のオーケストラは
崩れるまでその音を止めはしなかった
学校教育がそうさせたんだと
経理をしている男が疑問にそう答えた
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