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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
語彙の少ないメーデーは叶わない
扇を扇ぐ時、スズランの毒は空気の束に閉じ込められ
青洲を赤い十字の下で過ごす事となる

2日
交通広告には鉛筆でひっそりと
「社会のレールから飛び出し注意」と書かれていた
歯医者はそれをドリルで削って銀で埋めた

3日
世界の報道が自由になってからは
テレビは段々と鍵さを増していった
残酷なまでにリアルを見せつけるけど
フィクションを求めている我々はテレビを見るのを止めてしまった

4日
ノストラダムスの大予言を信じて生きて来た人達は
エメラルドのラムネを飲みながらその時が来るのを待っている
昔はあれほど来るなと言っていたのに

5日 
薬ばかり飲んでいても健康になれないから
自転車に乗っておもちゃの国へ
私も人形みたいに心が無ければ
病む事なんて無かったのにね

6日
ゴムの中には1億の人擬き
辿り着けない先を目指してもがいている
男はゴムをきつく縛り窒息させ
それをゴミ箱へ投げ入れる

7日
博士が開発した粉は依存性も無く
楽しい精神世界にトリップ出来る代物だが
世界はそれを規制したのだった
覚めた時の現実が余りにもつまらないと知られてしまうから

8日
ゴーヤを食べれるようになった時
少しだけ大人になれたのかなと思ったけど
味に慣れただけで私は大人に慣れていなかった
牢屋の中で胎児の頃から抜けない
丸まった大勢で私は眠る

9日
黒板には落書きのアイスクリームが描かれていた
トイレに行って再び教室に戻って来ると
メイクを決めた女の子がそのアイスクリームを食べていた

10日
コットンで作った巣に愛鳥はお気に召さなかったみたいで
今はコットンと姿形がそっくりな
綿埃が乗っかってしまっている

11日
長良川鵜飼開きは夜に行われた
舟の灯りはまるで遠ざかる過去に居場所を求めている
霊魂のように揺れていた

12日
看護師さんは病室に置いた花を毎日交換してくれる
私は右腕の点滴が空になったので交換して欲しいと伝えたが
もうその必要はないと出て行ってしまった
私は後、幾つ花の種類を知れるのだろう

13日
2文字の言葉がふんだんに入れられたカクテルは
色んな言葉が混ざり真っ黒になっていた
口にした瞬間、愛憎、憂鬱、破壊などが体中を駆け巡ったが
美味を入れたおかげで飲み干せた

14日
温度計の容器を突き破り水銀が飛び出す
猛暑の中で、こんな所には居られないと
その後、水銀は海に飛び込み死んでしまったが
それを食べた魚が数日の間問題になった

15日沖に置かれていた縄が返還されたから
家族でJリーグでも観戦しに行こう
途中で牧場によってヨーグルトを食べて
ストッキングを脱ぎ捨て草原を私は走りたい

16日
旅をしている私は古い友人と会った
故郷の様子はどうだいと私が訪ねると
とっくの昔に滅んだよと友人は言った
終わらせる為に故郷へ向かう途中の話だった

17日
パックに詰められた旅行は8畳をビーチに変えた
遊び疲れたのか、日ごろの不摂生で高血圧が悪化したのか
私は電気通信機で母に助けを求めた

18日
博物館には人類の歴史が保存されている
肌、文化、習慣、伝統、宗教
そして言葉すら違う私達だけど
こうやって親善するには良い場所だ

19日
ボクシングのチャンピオンが今夜勝利の拳を上げた
それに影響された私は常に何かを競うようになり
勝つたびに拳を上げる戦闘狂となった

20日
森林の入り口にはローマ字で名前が彫られた石があるが
風化が酷くて読めなかった
名前の分からないその先へ
価値の重さを計る機械を持ち踏み入る

21日
リンドバーグの翼を手に入れられたなら
恐れを置き去りにして飛び立てたのかな
ビリーヴインラブを聴いた時に
私はふとそう思った

22日
女の子達は生物多様性研究所に連れ込まれ
結びつかない染色体を強引に結ばされ
神様を出産させる実験が行われた

23日
難病に侵されたガールフレンドは
今隔離病棟に閉じ込められて泣いている
僕は予告上みたいなラブレターを届ける
必ず此処から連れ出すとだけ書いてある

24日
ゴルフ場には忘れられたボールが転がっている
本当はもっと空高く打ち上がりたかったのに
そんな願いも叶えられず
林の中で色褪せている

25日
有名になりたい訳じゃないが
広辞苑に乗るような言葉を生みたいと
あなたは目の前の出来事に対して造語を付けて行く
そしてあなたは誰とも話の通じない異邦人となった

26日
ラッキーゾーンに着いた私は
これからどんな幸福が待っているのだろうと
期待に胸を膨らませていたけれど何も起こらなかった
がっかりして次の場所へ行くと殺戮が行われた後だった

27日
ドラゴンクエストをやるのが下手だ
謎もろくに解けず雑魚狩りをしている状態になるから
圧倒的レベルの差でボスを倒す羽目になる
そして世界を救う頃には何時も次回作が発売されている

28日
懲役2000年の男が犯した罪を
最早誰も覚えている者は居なく彼は釈放された
憎まれ続ける事が生きて行く希望であり償いだった彼は
その後間も無くして自殺したのだった

29日
蒟蒻畑で採れたフルーツを二人で仲良く食べる
柔らかく、弾力のある時間が二人を包み込む
昔は色々と言われたけれど
これからも二人で栽培して行きたいね

30日
消費者が使って出来たゴミを無くす為に
この掃除機で街へ出掛けよう
最初は直ぐにまた捨てられちゃうけれど
次第に心も街も綺麗になると願って

31日
世界的に煙草が禁止されてから数年
私は今日ものんびりと煙草を吹かしていた
最初から煙草を吸わない人も皆イライラした時間を過ごしている
一本恵んであげたいけれど没収されてしまうからそれは出来ない
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