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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
国民安全は童謡の中に刷り込まれている
更生保護の象徴は建築物の柱の中にある
ナビは全てを知っているけど教えてくれない

2日
高級たわしを古びた匂いのする商店街で見つけた
それは毛が無く亀の甲羅の様であるが
多くの人が住んで重ねたこの部屋の汚れを
あっという間にピカピカした

3日
波に乗ったままサーファーは
その勢いで通天閣を潜り抜ける
塩の飛沫はスパイスとなって
ソフトクリームに降りかかる

4日
瑞々しい梨の誘惑に負けて
下品に口を開いて齧る
果肉が歯で砕かれ咀嚼される音が
私の耳から脳に入り込む

5日
穴に入ったまま出てこない子供に
江戸切手を貼った手紙を落とした
数日後ポストにはあの子からの返事があった
どうやら灯りを持っていたみたいで、悪口を書いてるのがばれたらしい

6日
今日は戦う事は止めましょう
そう決めた日はとても静かだ
お店でクレームを言っていた客は
ゼロ戦部隊に問答無用で射殺された

7日
カルピスの皮は味が薄いね
そんな事を言いながら冷やし中華を食べている
浴衣にポニーテールの彼女は
この夏だけの生き物なんだろうな

8日
ナンパされて気分が良くなって飲んだ後
頭痛で目覚めた朝には
ホテルで裸の男女がポツリ
私は生きていて、相手は死んでいた

9日
ジェットコースターの様に
一生が過ぎて行く
立ち止まってみたくても止まれなくて
それが何だったのか分からないまま通り過ぎてしまう

10日
私がウルトラマンになったとしたら
3分の間に怪獣から人々を救えるのかな?
自分の事で精一杯なのに
ハヤタさん、どうして私なんですか?

11日
世界の人口が増えている
まるで手を付けられる事の無いラーメンみたい
でも、敢えてそうされているのかもね
何時か箸が空を割り、ずるずると私達は啜られるのかも

12日
人間ドックの結果は
γ―GTPと高血圧がちょっと悪いだけだった
だけど先生、何だか具合が悪いんです
それに不安な気持ちが何時までも晴れないんです

13日
オカルトな話は人から人へ伝染し
引き寄せの法則により形となる
嘘は真になった後
再びまことしやかに囁かれる

14日
求人広告には1か月で100万稼げると書いてあった
どうやらとある部屋に住んでれば良いらしい
何だそんな事かと思っていたけど
突如借金を背負う事になり地獄の1か月を過ごす事になった

15日
ファミコンでやった筈なんだ
猫がUFOに乗って来るゲーム
皆で燥いでやったのに、誰も覚えていないし
物置にカセットも無いんだ

16日
駅弁をのんびり食べている間に
私の体は肥えながら幾つもの県を跨いだ
変わる景色を窓から見る事も無く
私は宮城に到着した

17日
君の住んでいる東京は人が多過ぎて
何だか息苦しくて見上げるけど
今度は見下すビルに圧迫感を感じて
私は逃げる様に田舎に帰った

18日
光化学は空を明るくして
七色の雲が七色の夜に浮かんでいる
公害も悪い事ばかりではない
不覚にもそう思ってしまった

19日
女性大臣が女性の為の政治を行った
レディーファーストを履き違えた様な政治
男は本当に人間ATMの様になり数年が経った日
政治は瞬く間に感情的で腐敗した

20日
働く青年は、修学旅行に来ている学生の姿を見ていた
自由行動を取らされているのだろうか
食べなれた味が置いてあるハンバーガーショップで
きつい政府を脱いでTシャツ姿で寛いでいた

21日
自然公園はジャングルとサファリパーク
迷子になった人々に捜索願が出されるが
先住民族に襲われて殺されたり
猛獣に噛み殺されたりしている

22日
円周率が完結する日には
1繋ぎの大秘宝が見付かったりするのかな?
下駄を履いて歩いてそんな事を考えていると
誰かが散らかしたナッツを踏みつけてしまった

23日
矢文が沢山飛んで来た
私はそれを読まずに避け続ける
書いて有る事は読まずとも分かっている
米騒動を引き起こした果たし状だろう

24日
劇画みたいになった私達は
大した事ない動作にもオーバーリアクションが求められる
こんな日々が続くのと思うと私は疲れてしまいそうだが
最近顔を動かしてなかったから良い機会とも考えている

25日
最高気温がこのかき氷を美味くする調味料だ
この焼け爛れ、焦げ付いて、溶けだしそうなこの身体
原型を留めさせようとするリレーが堪らない

26日
幽霊になって此処を彷徨うのはもう疲れた
誰にも相手にされず触れる事が出来ない
私は過去の人だからいい加減この時代を来世に
次へ向かうべきなのかも知れない

27日
口から土に向かって吐き捨てたスイカの種
いつの間にか芽を覗かせていた
誰にも手をかけられず育ったスイカは
とても逞しくなりそうだ

28日
冷蔵庫には死んでしまった恋人を凍らせている
地名がフルネームの彼女だった
朝起きてたら冷たくなっていた
だけど温められないから更にこうした

29日
電話が無いから始めた無線
金曜日の夜八時だったのに
今日は君からの声が入らなかった
あれからずっと入らない

30日
とても酸っぱいという梅干しは
かなり真っ赤な色をしていた
口にすると顔が凝縮して
やがてそれはブラックホールを発生させる

31日
かつて放った木霊が帰って来た
蓄音機で音を食べていたらしく
その体は大きく喧しい音を出していた
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