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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
良く分からないまま何かにサイレンが鳴り
良く分からないまま防災訓練が始まった
良く分からないまま点呼して、お疲れ様の豚汁を食べて
良く分からないままその日の午前は終わった

2日
宝くじで高額当選するお呪いとして
腐った牛乳を沢山飲んだけれど
私のお腹はかなり丈夫に出来ているようで当たらなかった
そのせいか結局、くじもさっぱりだった

3日
ベッドで寝たきりの弟が今度手術を受ける
自信を持って貰う為にホームランを打つ約束をする
プロ野球じゃなくて草野球だけど

4日
クラシックを聴いて心を落ち着かせようとしたけど
こんなにまったりしてて良いのかと焦燥に駆られた
私は最後まで聴くのを止めて
ハードコアパンクで自身を鼓舞した

5日
国民栄誉賞を貰った
私の書いて来た詩が評価されたのだ
だけど彼等は私の詩の価値は分からない
だって私ですら分からないのだから

6日
黒い人影が家に住み着いてる
それは廊下を渡り、階段を上る
そして妹の部屋へ入って来る
ノックもせず擦り抜けて行くように

7日
クリーナーで剥された汚れは
此処に俺達は居るんだって存在証明だ
殺戮のブラシで擦られて
零の歴史にまた戻る

8日
ニューヨークへ旅立ったあいつは
ビッグになれず小さくなって帰って来た
あいつは常に人の視線に怯えていて
何があったかは教えてくれなかった

9日
温泉でくつろいでいると
救急車みたいなチョロQがやって来た
倒れた老人の意識を確認する為
九九を言わせてる途中で死んでしまった

10日
自殺をするには丁度良い朝だ
だけど君の後を追うのは止めたんだ
もし僕がこの先死にたくなったら
僕をぼろ糞に叱ってくれないか

11日
公衆電話を使って今、警察に相談している
私はストーカーの被害に遭っていて
自宅の至る所に盗聴器を見付けてしまったのだ
もしもし?と私が訪ねると、やっとお話出来るねと返って来た

12日
宇宙は子供描いた架空の地図
宇宙は何処かで風が吹いている
宇宙は母親の羊水と似ている
宇宙は私達をちっぽけにし、繋がっていると錯覚させる

13日
法は私達を守ると同時に裁くものである
それは何処へ行っても同じ事
法から外れたアウトローだって
その中に掟が有って、守れなきゃ裁かれる

14日
男の子が今日はチョコを配る日だなんて
誰に聞いても知っていなかった
そんな事より、この先のハロウィンで
どんな格好をしようか頭でいっぱいだ

15日
生まれた時に老人の姿だった人が、青年の風貌の時に言った
僕はどんどんこれから若返っていくだろう
そして、色んな事が出来なくなって死ぬ
置いて死ぬ人と何ら変わらないだろうと

16日
馬の走る姿が好きだ
力強く前に進むことは
生命力の象徴だ
私は元気が無い時、競馬場で元気を貰う

17日
モノレールに乗って都会の景色を見ていると
何だか近未来を感じる
そのうち車も空を走ったりするんだろうけど
私はそれまで生きていられるかな

18日
しまくとぅばって言葉が私の生活を蝕む
至る所でこの言葉は使われていて
皆は意味を知っている
私だけが知らなくて、聞いても誰も教えてくれない

19日
あなたの苗字になったら占いだと最低ね
あなたの苗字になったらちょっと揶揄われそう
あなたの苗字になったら運命が変わる
それは確かな事

20日
巨人が私の乗っているバスを掴んで
お手玉みたいにクルクル回す
車内で空と地上が混ざり合って
曖昧に満たされてく

21日
ファッションショーで未来人、古代人
そんな格好の人達が向こうからやって来て
思うがままにポーズを決めて帰っていく
私はそれより煙草の箱のデザインが変わったのが気になってた

22日
孤児院の子供達は
何れ私の元から去っていく
私は本当の母親ではないけれど
その時まで本当に愛情を込めて育てたい

23日
大事にしていた万年筆は
使わずじまいで一万年の時が経っていた
君に再び手紙を書こうと思った時
インクは中で化石になっていた

24日
何度目の清掃になるのだろう
埃1つ転がっていない世界は
潔癖で神経質になっている
常に気を使った日々を私達は過ごしている

25日
10円で食べられるカレーは
スプーンの上に盛られていた
私はそれをペロリと平らげる
うん、安くてもカレーはカレーだ

26日
ワープロ50段の私は詩を書く時
光の様な指さばきを披露する
その音は一本の線のように聞こえるが
細かく言葉を刻んでいる

27日
世界中を観光してみたけど
何処もテレビで見ている時と変わらなかった
最初は少し感動するけど
直ぐに別の場所に行きたくなった

28日
パソコンという世界がある限り
私という情報は保存されている
私はネットのシーランカンスになって
忘れられた、誰も検索しない海を泳いでいる

29日
招き猫に付いて行くと
車が泥を撥ねて行きコートを汚した
近くにあったクリーニング屋を利用しようとした時
あなたと巡り合えた

30日
クレーンで誰かが今日も連れ去られる
正体不明のそいつは相当の凄腕で
一度も捕らえた人を落とした事は無いし
狙いを外した事も無い
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