FC2ブログ
更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
寿司屋で玄米茶を飲みながら、時々泡盛を飲んだりもした
そして灯台には点字で古典の一文が隠されている
犬だけがそれを知っている

2日
蛇と薔薇の入れ墨は足首から太腿へと延びる
昔の過ちは動脈をなぞっているから消せない
私は黒タイツを履いてそれを隠す

3日
ゴジラが産まれたこの国の未来は
レコードの中に組み込まれている
私はそこから流れて来たメッセージを聴き
変身ペンシルを輝かせた

4日
不良品や紛い物に溢れ返って
本当の価値って何なのかなとなって来た
消費者センターはそんな私を見るなり
サンプル品だと言った

5日
電報が雷になって私は届いた
それは私の体を激しく流れた
感覚で何をしなきゃいけないか伝わった
急いで雑誌広告の連絡先に電話した

6日
アパートの中でお見合いパーティ
405号の彼が素敵だった
だけどまだまだ部屋はある
一緒に住みませんかは早過ぎる

7日
鍋には脳味噌が詰め込まれ
知恵が出汁となって溢れている
食べると知識がぐっと入り込む

8日
レントゲンで世界がX線を浴びている
歩いている人は皆骸骨ばかり
通り魔が刃物を振り回したけど
それは肋骨の間をスカスカ擦り抜けるだけだ

9日
数日ぶりに帰ったこの部屋は
窓も開けていなかったから
空気が死んでいた
喚起して外の空気を入れる事で蘇生させる

10日
エレベーターの中に地球一個分の広さ
これから最上階へと向かうらしいのだが
扉の向こうにはどんな未来が待ち受けているのだろう

11日
下駄を履いてサッカー、靴下をちゃんと履いている
ポッキー&プリッツの様に接近する唇
鮭、チーズ、もやし、ピーナッツ、きりたんぽを煮込んだ鍋
鏡の裏の煙突は一本足りなかった

12日
皮膚の傷や皺はその人の歴史
苦労の無い幸せな人は潤いが有って
無駄や徒労が多かった人生だと渇いている
そんな風に思いたいだけ

13日
別れの挨拶を済ませた
これから遠くへ行くのだ
部屋の物は片付けた
多分、もう帰って来ない

14日
パチンコに溺れて、一文無しになり
消費者金融からお金を借りて追われる日々
そんな私をとある医師は救ってくれた
今、私の体は集金マシーンとなっている

15日
着物を着たあの子、夜空を舞う天女みたい
かまぼこや昆布の香りがする町
潮風が鉄の飾りを錆び付かせる
言い残すには丁度良い日

16日
幼稚園の頃の記憶が無い
自分も経験した筈なのに
どうして忘れてしまったのだろう
楽しかった思い出の筈なのに

17日
将棋からは色んな事を学んだ
一歩一歩、意味を持って行動する事
失くしたもの手に入れたものをどうすべきか
そして何より考える事を学んだ

18日
ジャスラックが支配した近未来
口するもの、書いたもの全てが違法に当たる
だから肉体言語が流暢になった

19日
緑のおばあさんが徘徊する
保護者が起こりながら連れ戻す
あなたにはこの世はどんな風に移っているのだろう
聞いた所で返事は無い

20日
ホテルムーンサイド
ホログラムの光彩で月が浮かぶ
外は冷たいけれど
毛布は必要としない

21日
インターネットで動画鑑賞
フライドチキン食べながら
こってりとまったりとした休日
これでいいの?と私の中で誰かが問う

22日
寂しいと感じないのは
きっと動物たちが必要としてくれるから
きっと夫婦でいられるから
命に囲まれているから

23日
実はこの世界はゲームである
そのことを僕以外は知らない
僕はバグで偶然知る事になった
不幸なNPCである

24日
これ以上の進化は望めなかった
果ては存在していたし
限界はとうの昔に通り過ぎた
人類は神になってしまった

25日
ハイビジョンの情報が
五感を刺激して
眠りこけた六感を呼び起こす

26日
このペンで描いたものは動き出す
これから沢山の動物を壁に描いて
サファリパークを創る

27日
ノーベル賞を貰いたい
ただ貰うんじゃなくて
何かを成し遂げて
出来る事なら文学賞

28日
太平洋を鯨に乗って渡る
水色の街はずっと向こう
君を連れ戻す為
私は向かう

29日
議会では下らない事を話している
その間も社会は回っている
服装がどうとか野次を飛ばしている間も
私達が社会を回している

30日
カメラには若い頃の君が閉じ込められている
奥の無い、狭いその中で
絵画をのまま拘束されている
スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する
http://seasidejetcity.blog34.fc2.com/tb.php/1064-6949b566
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// HOME // 
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 だから僕は制服を捨てた all rights reserved.
プロフィール

サブリナ

Author:サブリナ
気に入ってくれたならリンクしていただいて構わないです。更に気が向いたらですが、一声かけて貰えると嬉しいです。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー
最近のエントリ
今日の来客

ブログ内検索

RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム