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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
太陽が死んだ未来の日の出は
海流を作る装置である心臓を
人口の太陽としてアトム達が持ち上げる
何百万体に及ぶアトムの灰は
遠目で金粉の様に美しい

2日
月に向かって飛ばすのはロケットだけで良いのか?
お前ん中で膨らんでいる想像を電波にすれば
今夜の月はテレビジョン
チャンネルでお前の全てを色んな角度で見せる

3日
あなたとの愛を貫こうと
叶わぬ日常から駆け落ちてみたけど
代償は常に付き纏っていて
この世じゃ無理だと思わせるくらいの有様
あなたの瞳に住めたならずっと一緒なのに

4日
石を蹴ったら、人に当たった
人はよろけて、車に撥ねられた
轢いた車は、古い家に突っ込んで
古い家は、燃え上がった
燃え上がった末に、広がる焼野原

5日
小さい頃、いちごシロップの味がする風邪薬をよく飲んだ
時々、オレンジ味だったけどね
寝てる時は退屈でシンデレラのビデオを掛けてた
何時の間にか寝ていて、記憶は魔女に会う前で止まっている

6日
色取り取りのショートケーキがずらりと並んでいる
こうしてみると明るい色も甘い香りも不健康そうだわ
ねぇ、このお菓子の国から抜け出そうよ
歯から全身に虫歯が広がりそうだわ

7日
親の死に目なんて見たくないから爪を切る
伸びた弧状の爪は畳に堕ちると尾が生えて
カブトガニになって泳いだ
廊下へ出て行ったきり帰って来ない

8日
あなたは賭ける事を止められない
私はそれに賭けたって良いと言いたい所だけど
それじゃ、私が必ず買って面白くないわね
ねぇ、私を賭けて勝負してよ?

9日
くしゅんとすれば鼻水が出るので
病院に行けば、風邪ですと言われる
あの人の事を考えると熱が出るので
病院に行けば、自律神経失調症と言われる
医者は恋の病なんて診断は出来ない

10日
私が上手に喋れないのを薬中と間違えて
お腹が痛いのに呼び止めて失禁させ
しても無い交通違反を誇らしげに捕まえる
そんな警察官を裁けないのだろうか

11日
ごめんね、あなたはこれから遠くへ行かなきゃいけないの
川を渡る為の通貨も、寂しくない様に人形も持たせたから大丈夫
それに向こうにお父さんとお母さんが待っているからね心配しないで
そう言って私は玄関に塩を撒いた

12日
桜島が噴火している
雪崩よりも緩やかに山を下る溶岩に
追われる形でスキーをしてみたいもんだ

13日
昔吸っていたチェリーが恋しくて
ハイライトで誤魔化しているこの頃
文豪の煙草も今じゃフィルターが付いてしまって
気難しい味が楽しめなくなってしまったなぁ

14日
置き去りにされた僕らはまた
こうやって同じ姿で巡り合えたら良かった
きっと人で熱い所だったら
僕らはジャミラにでもなっていたのだろう

15日
首筋から濡れた舌が下り
二つの山頂の果実を啄む
左足を上へ歩行する右手は
茂みに入り握る動作を繰り返し
私の知性を掻き乱す

16日
辛い事ばかりで逃げてた毎日に
とうとう体が悲鳴をあげちゃったね
どうして私に皆甘えちゃって
誰も私に手を差し伸べないのだろう
こんなになるまで頑張った筈なのに

17日
おむすびをエベレストから転がせば
雪だるま式で大きくなって
地球の半分を引っぺがすくらいにはなるかな
だからこれからエベレストに行こうぜ

18日
晴れが続いてるこの季節
私達の街に振袖を靡かせる女の子が表れる
目撃の多い地域には大量の水が撒かれる
じゃないとあの子は全てを持って行く

19日
のど自慢で知っている曲が流れた
何処か拙くて、鐘は一つしか鳴らなかったけれど
懸命で力強い、魂で歌う姿は
あの歌姫の焼けが野原

20日
良い男は良い環境で生まれ育ち
良い女と当然の様に出会い結ばれる
そこに私の入る隙間なんてない
孤独で仕事漬けで死ぬだけの一生

21日
料理番組で出てきた品に
私は食べたいと思った事が無いの
放送時間が悪いのよきっと
お腹いっぱいなんだもん何時も

22日
大きな飛行船に乗って
優雅にジャズでも聴きながら
カレーを舌に馴染ませる様に食す
とてもゆっくりとした墜落は
上昇してる様に思わせる

23日
アーモンドの小さな苦味
ドライフルーツの甘みの類は
電子メールに貼り付けられない
私だけの感覚

24日
空も土も海も知らない子供達に
保管された領域で手に入れた砂金を
小さな瓶に詰めてあげる
今はこれだけで精一杯

25日
刺激の強い夜が過ぎた朝には
優しさに包まれたくて
ホットケーキに蜂蜜
砂糖とクリープの入れたコーヒー

26日
こんな田舎にはパーキングメーターなんて無いわ
公衆電話はあるけど電気が通ってないの
コンビニまで徒歩で一時間も掛かる場所
こんな場所だけど好きで離れられない

27日
今夜は月が綺麗ですね
あなたにはそれで通じた
指輪を買えない貧しい僕の
これからは糸を結んでいたいは通じるだろうか

28日
セレン、たまには出かけてみようよ
ふとした偶然をきっかけに世界は変わるのさ
別に土砂降りだって良いじゃないか
買ったばかりの乾燥機もあるし

29日
タウン情報みたいに街の全てを凝縮したい
私の書いて来た詩を使って街を作り
その中を独り歩きしたい

30日
案外、3分ってのは長いもんだね
カップラーメンに騙されてたよ
もうこの世に居ない君に
一方的にだったけど全部言えたから

31日
愛妻家が秘密結社みたいにバーに集い
妻にしてあげてる事、もらった事
大好きな妻について話し合う
彼らの最終目標は、最後まで愛されながら
生命保険を渡す事である
テレビは付けないで朝食
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