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更新はゆっくりです。いつか誤字脱字も直して詩集を出したいです。
1日
テレビ放送の向こうでは
ノンフィクションでプリキュアが戦っている
血と汗と甘い香りがブラウン管を通して
デジタルでお届けされるのを
固唾を飲み見守る

2日
軋轢される様な頭痛を誤魔化す為に
ツインテールを振り回す彼女は空に旅立ちそう
誰か唇にキスをして時めかせてあげな
きっと収まる筈さ

3日
君から届いた手紙には言葉は無くて
山頂から見下ろした町の絵が広がる
僕は君の住む町へ行ってみたい
きっと言葉に出来ないくらいに綺麗なんだろうな

4日
今日は西を目指している途中で
銀箔を塗っている銀閣寺を見た
そしてその夜に放火犯に焼かれた
青白い炎は絡み合う恋人の姿をしていた

5日
野球で放たれたホームランボールは
屋外に飛んで行ったきり誰もその行方を知らない
きっと約束されていない手術を迎える子供にでも
届いていたりするのだろうか

6日
侍が私の家に居候して三日
味付け海苔を巻いたおにぎりと
高級な抹茶を口にしながら
ブログという伝法にのめり込んでる

7日
その土地で生まれた人達からすれば
私達はもう侵略者になってしまうのかな?
帰る場所が無いのは寂しいよ
誰のもでも無い事には出来ないのか?

8日
ウッドベースを奏でるより
弾いた音を鳴らす方が心を動かすさ
忘却に支配された鶏達も
忘れる事を忘れて躍り出す

9日
お気に入りの服の名は幸福
それを着ていれば幸せを撒き散らして歩けるのさ
だけど汚くご飯を食べなきゃいけない
この服は生きている
特に肉が大好きだ

10日
柔らかさを失った布団が
お日様の匂いを吸って膨らみを取り戻す
観劇した夜に倒れ込む
劇中の彼女とポーズを重ねてみる

11日
建国された二人だけの世界
その記念に万歳三唱でもしよう
国民はきっとこれから増えるよ
外交もこれからは楽しくなるよ

12日
ブラジャーを外す後姿
姿見の鏡が油断している君の表を映し出す
此処から更に閉じた下唇を開いて
僕は溶けない君の飴を舐め回す

13日
本当に大丈夫か?なんて気遣いはもう要らない
これからは追われながら遊ぶ毎日を選んだんだ
大丈夫さ、計画に狂いは無いさ
有るとしたら俺達の事だろうな

14日
食べて良いよとお姉ちゃんが持って来たチョコレートには
伝えられなかった気持ちが箱の中に入ったままだった
口に広がるのはほろ苦い味と思い出

15日
強く吹いた風に春一番と名付けた
この風は放流された稚魚の様に
再びこの地に戻る頃には
立派な龍となっているだろう

16日
新聞の天気図から明日の歩き方を考える
あんまり当てにはならないけれど
テルテル坊主にでもなってみようかな?
例え降ったとしても濡れる事が無いように

17日
話す事が無い時は天使が横切り
考え込む時にはそっと囁く
お迎えの近いあなたの笑みが
天使に見えて来るこの頃

18日
嫌煙運動が活発で、喫煙所が冥王星になった
煙草を吸いに行った友人からのメールは
地球に届くまでに文を脱ぎ捨て
空っぽだった

19日
ジャイアントスイングで振り回して
私に技を掛けて痛めつけて
もう立ち上がれないほど強く
この辛い毎日から逃れさせて

20日
鉄の獣を撃ち殺せと
血化粧した民族が街を走り回る
その多くは噛み殺されて
アスファルトに赤い線で絵を描く

21日
吾輩は猫である
草枕に横になり見る
夢十夜に夢中である
行人のこゝろを道草から覗いてたぞ

22日
最近、私は猫の忍者に狙われている
食器洗い乾燥機を買ったのは
拭いている時に音も無く忍び寄り
ビックリさせて食器を落とすのを待っているからだ

23日
風呂敷で包まれた富士山を担いで何処に行く
ちょっと、水平線に面白味がないもんで
急にでっぱた物が欲しくなったんです

24日
月光仮面の月影が走る頃
僕の知らない遠くの街では
狼から救いを求めている
月夜を明るく照らし出せ

25日
帰ると夕刊を届けに来た新聞屋のバイクがまだ止まっていた
玄関には人が居なくて、静まり返った台所に行くと
母を刺した新聞屋がこちらに引き攣った笑みを浮かべる
ヤカンの沸騰する音が空気を動かす

26日
血液銀行から多くの血液が溢れ出し
封鎖したパナマ運河を抉じ開ける様に開通させる
真っ赤な染まる前の血管に見立てて
脱出経路を探り出そう

27日
端と端を握った糸は
同じ方へ向かって走った筈なのに
いつの間にかプツンと切れていた
それに気付くのは手遅れになった頃だった

28日
ポケットを叩いたら
ビスケットが割れるのは
当たり前田のクラッカーだバカヤローと
どっちつかずの織部が言った

29日
跳躍するには調度良い日
そういって君がジャンプしてから四年の月が経った
そろそろ君が帰って来る
なんて声を掛けたら良いのだろう
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